記事のポイント
- 渋谷区の担当者はハッカー集団「アノニマス」とは対話しない方針であることを明らかにした
- アノニマスの妨害行為で、同区のサイトは1月3日夜から接続不良に
- アノニマスは同区の路上生活者への対応を批判している
国際ハッカー集団「アノニマス」の妨害行為を受けた渋谷区の広報担当者は、同集団との対話は「考えていない」と話した。アノニマスからの妨害行為によって、1月3日17時頃から同区の公式サイトに接続しづらい状況が続いている。現在も24時間体制で原因の調査と復旧対応に取り組む。アノニマスは同区の路上生活者への対応を批判しているが、同区の広報担当者は「ほかの自治体よりも手厚いサービスを行っている。対話は考えていない」とオルタナの取材に答えた。(オルタナS編集長=池田 真隆)

ホームレスの中で今回の渋谷区の提案に応じなかった人の意見も注意深く聞き、区の対応の妥当性を検討する姿勢は必要と感じる一方、公園は公共施設であり、僅かとはいえ私物を持ち込んでスペースを占拠することは容認しないという区の対応には(緊急避難を除いて)妥当性はあると感じます。いずれにしてもWebサイトのハッキングという抗議の手法はまずいと思います。