街や郊外を心地よく走れるクルージングバイク

■間違いだらけの自転車選び(30) 山本修二(自転車ジャーナリスト)

記事のポイント


  1. 難しいことを考えずにペダルを踏める
  2. 大きなホイールでスイスイ走る
  3. 前傾しないから視界が広々

ここ数年、アメリカでブームになっているビッグホイールBMX。老舗ブランド=マングースから遂に登場

今回の自転車

マングース/フーリガン ST 29”

価格5万9950円(税込)。フーリガンは、ホイール径29インチのビッグホイールBMX。といってもレースやフリースタイルなどの競技用ではなく、街や郊外を心地よく走るためのクルージングバイクだ。フレームはスチール製。タイヤは太めの29×2.3インチ。アップライトなポジションで、街の風景を眺めながらゆったりとクルージングを楽しめる。変速機はない。

モトクロスインターナショナル http://ride2rock.jp/brands/mongoose/

■1970年代のテイストを再現したビッグホイールBMX

マングースは、1970年代にアメリカ・カリフォルニアで誕生したBMXのパイオニアブランド。70~80年代に大人気となった同社のBMXのグラフィックを再現させた最新モデルが、このフーリガンだ。

ヴィンテージモデルのグラフィックを再現したフレームパッドが付属する。フレームカラーも当時のヒットモデルに似せている

BMXは、70年代にアメリカで生まれたスポーツ。子供たちがオートバイのモトクロスの真似をして遊んでいたのをみたマングースの創始者スキップ・ヘスが製品化し、仲間とともにレースを開催したところから歴史は動いた。

全長400mほどのコースを走るレースが全米で大人気となり、世界へ派生した。その後、BMXをスケートボードパークに持ち込んだことからフリースタイルという競技も生まれた。

今や、BMXはレースもフリースタイルも五輪の正式種目になり、日本からも世界レベルの選手を輩出している。

■前傾しないポジションでのんびり走ろう

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山本 修二(自転車ジャーナリスト)

1963年東京生まれ。ライター。雑誌を中心に、競うことなく笑顔で楽しめる自転車ライフを提案している。最新著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)。

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キーワード: #サステナビリティ

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