記事のポイント
- 人工芝や化粧品などに意図的添加したマイクロプラスチックへのEUの規制が前進
- 欧州議会と理事会による3カ月の精査で、問題がなければ正式決定する
- 環境NGOは歓迎しつつも、猶予期間が長すぎると批判している
EUの政策執行機関である欧州委員会はこのほど、マイクロプラスチックを意図的に添加した製品のEU市場への投入制限に向け、歩みを進めた。REACH(化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則)に関する協議で、EU加盟国が委員会の提案に賛成票を投じたのだ。この後、欧州議会とEU理事会による3カ月の精査を経て、正式な採択となる。これにより、意図的にマイクロプラスチックを製品に加えていた多くの企業は、対応を迫られることになる。(オルタナ編集委員/栗岡理子)