農林水産省は4月30日、バイオマスタウンとして新たに11市町を認定したと発表した。バイオマスタウンとは、域内のバイオマス資源の効率的な利活用システムが構築されていると国が認定した市町村で、今回の認定により全国のバイオマスタウンは279地区となった。
認定されたのは岩手県一戸町、茨城県土浦市、大阪府高槻市、広島県世羅町、大分県玖珠町など。
バイオマスタウン構想は2002年に閣議決定した「バイオマス・ニッポン総合戦略」にもとづき、温室効果ガス排出の大幅削減のためにバイオマスエネルギーを積極的に利用拡大することを目的に市町村等が策定するプランのことで、認定されるには域内の廃棄物系バイオマスの9割以上、未利用のバイオマスの4割以上の活用をめざすなどの条件がある。