
NPOや地域づくりの活動に融資するコミュニティ・ユース・バンク「momo」(名古屋市)の木村真樹代表理事が9日、東京都内で講演し、2005年の設立以来、10年間で50件に融資した中で、貸し倒れが1件もないことを明らかにした。木村氏は「お金の地産地消」や「志金循環」を唱え、地域の課題解決の仕組みづくりを支援し続けている。(オルタナ編集長 森 摂)
momoは2005年10月設立以来の10年間に523人から5261万円の出資(配当なし)を受けた。これを地域の社会課題に取り組むNPOや個人に融資してきた。出資額の平均は10万円ほど。これまでの融資総額は50件で1億2304万円に上った。
一件当たり200-300万円がほとんどだ。地域の金融機関が融資しづらいマイクロファイナンスの領域だが、この50件のうち貸し倒れは1件も無かったという。
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