「ディファレント」を意識するとマテリアリティは唯一無二に

記事のポイント


  1. マテリアリティ(重要課題)の差別化で悩む担当者は少なくない
  2. 他社を気にし過ぎてしまうことで「横並び」になってしまう
  3. 「ディファレント」を意識することが最強の差別化戦略に

非財務情報を開示する際に、「マテリアリティについて他社との違いをどう出せばよいのか」ということで悩む担当者は少なくないです。真面目に取り組むほど、同業他社を気にし過ぎてしまい、その結果「横並び」になってしまうことがあります。この問題で悩む担当者にお伝えしたいことは、「ベターよりディファレント」を意識しようということです。(トーマツ 非財務・サステナビリティ保証統括部パートナー=小口誠司)

2025年11月27日のオルタナ主催のSBLセミナーで登壇の機会を頂きました。当日は「サステナビリティ経営の現在地」というテーマで議論をさせていただきましたが、会場の空気や事後のアンケートから、皆様が現場で抱えておられる「熱気」と、それゆえの切実な「悩み」を感じました。

特に多く寄せられたのが、「マテリアリティについて他社との違いをどう出せばよいのか」「社内にマテリアリティの意義をどう伝えればよいのか」というお声です。

真面目に取り組むほど、同業他社と横並びになる壁にぶつかってしまう。そんな皆様の葛藤に、私自身も共感いたしました。

本稿では、セミナーでも反響をいただいた「マテリアリティの特定」について、当日の議論を振り返りつつ、もう少し掘り下げて考えてみたいと思います。

■ESGバブルから「ESGリアル」へ
■「量より質」と「ベターよりディファレント」
■足元の見直しが、差別化戦略につながる

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oguchi

小口誠司 (トーマツ非財務・サステナビリティ保証統括部パートナー)

有限責任監査法人トーマツ/非財務・サステナビリティ保証統括部/パートナー/公認会計士/サステナビリティ情報審査人、群馬大学客員教授/サステナビリティ保証研究担当。サステナビリティ領域のアドバイザリー業務に従事している。

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