■オルタナ84号(2026年3月発売号)特集「ウェルビーイング 分断の時代こそ」から転載
コロナ禍を経て働き方が多様化し、オフィスのあり方が社員の定着や生産性を左右する。イトーキは2018年から新本社オフィスで新しい働き方を実践し、オフィスづくりにも生かす。(オルタナ編集部・萩原 哲郎)

■自然光や観葉植物、動線などがポイントに
リモートワークからオフィス回帰が進むなかで、オフィスの価値はいかに社員の生産性向上やコミュニケーション、健康経営に資する働き方に対応できるかがポイントとなっている。
イトーキではオフィスづくりにウェルビーイングを生かしており、2018年から新本社オフィス「ITOKI TOKYO XORK(現ITOKI DESIGN HOUSETOKYO)」で新しい働き方を実践しながら、顧客への提案に生かす。
ウェルビーイングに配慮したオフィスづくりの要素として同社が挙げるのが自然光、観葉植物やそれぞれの社員が集中しやすい環境で仕事できる音環境の工夫、コミュニケーションが生まれやすい動線などだ。
例えば同社が手掛けた三菱総研DCS(東京・港)の新本社オフィスでは3フロアをつなぐ内階段は移動手段だけでなく、偶発的な会話などを生み出す場として設計。階段周辺には気軽に立ち寄れるスペースを設けている。
イトーキは社員のコンディションやパフォーマンスを測定する「コンディションレンズ」も提供する。統合報告書で自社の測定結果も公表している。



