首都圏を中心に保険薬局を運営する薬樹(神奈川県大和市)は、同社で育児の短時間勤務制度を利用している薬剤師専用の薬局を神奈川県川崎市内にオープンした。子育てをしながら働きやすい職場環境をつくると同時に、薬剤師が自身の妊娠・出産・育児で得た経験を生かし、妊婦や育児中の利用者にきめ細かい健康上のサポートを行うことが狙い。(枝松 麗)

薬剤師の女性比率が高いこともあり、同社ではこれまで女性が働きやすい職場環境の整備を進めてきた。その一環として導入している育児短時間勤務制度は、育児休暇明けから子どもが3歳になるまで1日2時間までの短時間勤務ができる制度だ。
しかし、店舗でのシフト調整が複雑になる、フルタイムで勤務している他の従業員に気兼ねしてしまうなどの課題があった。そこで、これらの課題を解決できる店舗として「薬樹薬局鷺沼3号mammy(マミー)店」がオープンした。