東京五輪の調達基準は「負のレガシー」とNPO

■動物福祉の低さを世界に露呈へ■

認定NPO法人アニマルライツセンター(東京)は6月16日、東京オリンピック・パラリンピックでの畜産物の調達基準について、「アニマルウェルフェアが著しく低い」と指摘した。鶏を狭いケージに閉じ込めるなど劣悪な環境で飼育することに対して、世界ではアニマルウェルフェアの観点から批判が出ているが、東京大会では「ケージ飼育の卵でも問題ない」としている。前回のリオ大会では平飼いか放牧の卵が使われ、前々回のロンドン大会でも放牧の卵が使われていた。(オルタナS編集長=池田 真隆)

M.Ikeda

池田 真隆 (オルタナS編集長)

株式会社オルタナ取締役、オルタナS編集長 1989年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。 環境省「中小企業の環境経営のあり方検討会」委員、農林水産省「2027年国際園芸博覧会政府出展検討会」委員、「エコアクション21」オブザイヤー審査員、社会福祉HERO’S TOKYO 最終審査員、Jリーグ「シャレン!」審査委員など。

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