GHGゼロを目指すウーバーイーツ、日本での課題は

記事のポイント


  1. 米ウーバーは6月に新たなグリーン戦略を発表した
  2. 「ウーバーイーツ」は2040年までにGHG排出量ゼロを目指す
  3. 日本でも電動バイクの切り替えなどを推進していく

米ウーバーは2023年6月、新たなグリーン戦略を発表した。フード宅配の「ウーバーイーツ」は2040年までに排出量ゼロを目指すほか、30年までに使い捨てプラスチック容器包装を全廃する。日本でも、電動バイクなどへの切り替えを推進するとともに、加盟店が容易にサステナブルな容器を調達できるポータルサイトの拡充を図る。(オルタナ編集部・北村佳代子)

米ウーバーは40年までにウーバーイーツのGHG排出量ゼロを目指すなど、新たなグリーン戦略を発表した

ウーバーは世界30か国以上で、配車サービス事業とフードデリバリー事業「ウーバーイーツ」を展開する。現在、世界に89万件を超える加盟店ネットワークを有し、数百万人ものタクシードライバーや配達パートナーを抱える。

同社は2020年に、配車サービスでのグローバル目標として、2040年までに「排出量ゼロ」を達成すると宣言した。

このほど、「2040年の排出量ゼロ」目標をフードデリバリー業務にも適用すると発表した。同時に、デリバリー時に使う包装材についても、2030年までに再利用可能、リサイクル可能、コンポスト(堆肥化)可能な包装へと移行し、使い捨てプラ容器包装をゼロにすると宣言した。

■「ウーバーイーツ」では電動バイクなどの利用を推進
■「サステナブルな包装容器」に関する明確な基準がない
■環境負荷軽減に積極的な事業者のコスト負担が重いのはおかしい
■配車サービスでの脱炭素化にはタクシー・ハイヤー事業者との連携が不可欠

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北村(宮子)佳代子(オルタナ輪番編集長)

北村(宮子)佳代子(オルタナ輪番編集長)

オルタナ輪番編集長。アヴニール・ワークス株式会社代表取締役。伊藤忠商事、IIJ、ソニー、ソニーフィナンシャルで、主としてIR・広報を経験後、独立。上場企業のアニュアルレポートや統合報告書などで数多くのトップインタビューを執筆。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー。2023年からオルタナ編集部、2024年1月からオルタナ副編集長。

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キーワード: #脱炭素

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