編集長コラム) 「フォアグラ」はコンプライアンスの問題(その2)--企業は「種火」に敏感になる仕組みを

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前回、「フォアグラはコンプライアンスの問題」を書いた後、読者の方からこんなご意見を頂きました。

意見(A): フォアグラは飼育方法が残酷というが、イルカ漁はどうか。イルカは文化で、フォアグラは文化ではないのか。私はフォアグラは食べないが、クジラ漁は賛成です。ファミリーマート発売中止の発表を聞いた時、それはもっとうるさい抗議団体が便乗して出て来て不買運動をするとか、偏執的クレイマーが店の商品に針を入れるなどテロ行為を心配しての措置だと感じた。

意見(B): 缶チューハイのカエルは「いちゃもん」だと思います。今どきの少年たちがこんなカエルのキャラなどに影響を受けるとは思いません。以前、タバコのCMに俳優の三浦友和さんが出た時、「アイドルをタバコのCMに出して良いのか」と批判した国会議員がいました。未成年の飲酒に対する措置なら、20歳以上でも、映画やドラマで成年・高校生の役を演じる役者などを酒CMに出す方がよほど飲酒を誘発していると思います。

意見(A)は、同じ思いである方も多いと思われます。フォアグラを否定してしまうと、巡り巡ってイルカ漁や捕鯨を肯定できなくなると危惧する方も多いでしょう。

フォアグラもイルカ漁も伝統捕鯨も、その国固有の文化です。ただし、フォアグラとクジラの問題で違うのは、フォアグラの飼育方法は改善が可能であることです。最近では、穀物をガチョウの口に詰め込まなくてもおいしいレバーが取れるような、エシカル(倫理的)な飼育方法も始まりました。

捕鯨やイルカ漁については、沿岸部で行われる伝統的な漁法である限りは、これを守り続けるべきだと筆者は考えます。ケネディ駐日米国大使のイルカ漁批判に対しては、冷静で論理的に反論していけばよいのです。

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2014年2月16日(日)14:51

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