サステナビリティを軸とした企業変革が本格化【サステナビリティ・ウォッチ】

このエントリーをはてなブックマークに追加

イースクエア_本木さま_jpg
本木 啓生(株式会社イースクエア代表取締役)

世界の先進企業を中心にサステナビリティを軸にした本格的な企業改革が始まっている。目前に迫りつつある深刻な環境・社会制約を背景に、成長を継続するためには全社を挙げてサステナビリティに取り組まなければ解がないという認識に至っているためだ。

そのために社員全員で同様の危機感を共有し、事業遂行と同等の責任感を持ってサステナビリティに取り組む必要がある。さらにそのような方向感に拍車をかけるべく、ステークホルダーによる枠組みづくりも着々と進んでいる。

米NPOのビジネス・フォー・ソーシャル・レスポンシビリティと調査会社のグローブスキャンが、世界の500 人以上のビジネスリーダーを対象に行った意識調査の結果を10月に発表した。その結果を見ると、今日のビジネスでもっとも重要なリーダーシップ課題は、2年連続で「コアとなる事業活動へのサステナビリティの融合」(回答者の62%)だ。

弊社が主催する企業ネットワーク「フロンティア・ネットワーク」は、10月にスタディーツアーを実施。ロンドンとブリュッセルにあるサステナビリティ・CSRの分野における先進企業や政府機関・評価機関などを訪問した。

ロンドンで訪ねたユニリーバとブリティッシュ・テレコム(BT)はこの融合による企業変革のまっただ中にあった。いずれにも、サステナビリティ・CSR の取り組みを推進する特任的な役割を与えられた「チーフ・サステナビリティ・オフィサー(CSO)」が配置されている。

エース級の人材をサステナビリティ責任者に

彼らは、CEOといつでもコミュニケーションを取れる立場にある。ミッションはサステナビリティをキーワードに企業変革を成し遂げることだ。グローバル組織の中を縦横無尽に動きまわり、あの手この手で組織を動かしている。そして、関係者をエンパワーし、事業とサステナビリティの対立を解消しながら粘り強くボトムアップで進めている。

トップの掲げるビジョンに基づき、事業部門に目標を設定。各部門は目標達成のための行動計画を策定し、確実に実行する。トップダウンとボトムアップのハイブリット型となる。

ページ: 1 2

2014年7月11日(金)11:38

alternaショップ
ページの先頭に戻る↑