楽天と北海道、官民共同事業として「楽天いどうとしょかん」を運行

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楽天と北海道、官民共同事業として「楽天いどうとしょかん」を運行
~国内の移動図書館としては初めて電子図書館の利用体験を提供~

楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷 浩史、以下 「楽天」)は、車両型移動図書館「楽天いどうとしょかん」(※1)の運行を、本年10月28日より新たに北海道内で開始いたしますので、お知らせします。これにより全国で5台目の運行となります。なお、本活動は北海道(知事:高橋 はるみ)との地域活性に向けた包括連携協定(※2)による官民共同事業の一環としての実施となります。北海道内の巡回先は、北海道が巡回先の希望照会を関係機関に行い、楽天が日程調整等を担当します。

楽天は、「楽天いどうとしょかん」を通じた活動により、子供たちのための教育振興とともに、地域の活性化を目指しています。広大な面積を持つ北海道は、書店や図書館へのアクセスが困難な地域が多く、自宅近くまで巡回する移動図書館への子供たちのニーズが高いことが予測されます。

このことから、北海道において、子供たちの読書機会を増やす移動図書館を運行することの意義は大きいと考え、運行を決めました。また北海道ではこれまでの保育園や学童保育クラブに加え、新たに病院施設や認定子ども園を巡回する予定です。

なお、群馬県での運行に引き続き、北海道を巡回する移動図書館には、楽天グループの楽天生命保険株式会社が提供した1,200冊の書籍が搭載されており、長年、同社が支援している道内の児童養護施設にも巡回します。こうした巡回先において、「楽天いどうとしょかん」を中心に人が集まり、地域コミュニティーの活性化につながることを期待しています。

北海道で巡回する「楽天いどうとしょかん」では、従来の書籍や電子書籍リーダーに加え、国内の移動図書館としては初めて電子図書館の利用を体験できる機会を提供します。電子図書館は、楽天グループの米OverDrive社(※3)が提供するサービスを導入し運営します。

巡回先では、「楽天いどうとしょかん」に搭載するパソコンからアクセスし、実際に電子図書館の利用を体験できます。継続して電子図書館を利用したい方は、利用者登録をすれば、自分のパソコンやモバイル端末などで電子書籍などのデジタルコンテンツを借りることができます。一人あたり、1回最大3タイトル、最長1週間の貸し出しが可能です。貸出期間が終了するとコンテンツは自動で利用できなくなるため、返却の手続きが不要となります。また希望するタイトルが貸出中の場合は、期限内であれば、貸出予約をすることもできます。

楽天は今後も、「楽天いどうとしょかん」の運行を通じて、子供たちが自発的に本を手に取るための機会とコミュニケーション促進の場を提供することで、北海道の子供たちの想像力を育むとともに地域の活性化に微力ながら寄与してまいります。

※1「楽天いどうとしょかん」
( http://corp.rakuten.co.jp/csr/mobile-library/ )
楽天は、福島県にて子供たちのための教育振興および復興支援の一環として、2012年12月21日から、車両型の移動図書館「楽天いどうとしょかん」を運行しています。また、地域コミュニティーを活性化させる役割を果たしていることが分かり、地域活性化も目的に加え、2014年5月より岐阜県、7月には島根県、11月には群馬県において運行を開始しました。

2015年9月末現在、延べ22,156人の子供たちと父兄・祖父母の方々にご利用いただき、地域のコミュニティーとしての役割も微力ながら担っています。北海道内を巡回する車両には、絵本、児童書、学習本など約1,200冊の書籍に加え、貸出用に楽天が提供する電子書籍リーダー「Kobo Glo HD」20台 に加え、国内の移動図書館としては初となる電子図書館の利用体験も提供します。

※2 北海道と楽天の包括連携協定に関する内容:
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/ssg/monodukuri/it/rakuten_houkaturennkei.htm
北海道と楽天は、2009年に地域活性化に向けた取り組みを促進することを目的に包括連携協定を締結し、北海道の情報発信および特産品の販路拡大や環境保全に関する施策を実施しています。

※3 米OverDrive社
「OverDrive」は、図書館や教育機関などを対象に、電子書籍やオーディオブックなどの貸し出しをサポートするB2B2C型の電子書籍配信サービスにおいて、世界最大の普及率を誇ります。米国、カナダ、英国などを含む約50カ国で、約5,000の出版社が提供する250万以上のタイトルを取り扱い、3万を超える施設にサービスを提供しています。

■□ 北海道を巡回する車両型移動図書館「楽天いどうとしょかん」概要 □■

・運行開始日: 2015年10月28日(水)
・URL: http://corp.rakuten.co.jp/csr/mobile-library/
 ※オープニングイベントを10月28日(水)13時00分より恵庭市黄金ふれあいセンターにて行います。

・内容
<書籍>
– 冊数: 約1,200冊
– カテゴリー: 小学生までの子供たちを対象にした絵本を中心とした児童書
<電子書籍リーダー「Kobo Glo HD」>
– 台数: 「Kobo Glo HD」20台(貸出用)
– コンテンツ内容: 当初、無料コンテンツの「青空文庫」などにて対応。
<電子図書館>
– コンテンツ数: 日本語を中心とした200タイトル
– カテゴリー: 小説、レシピ本など一般書籍、子供向け絵本など

■10月の巡回スケジュール

28日(水)13:00~16:00 恵庭市黄金ふれあいセンター
(恵庭市黄金南5丁目11番地1)
29日(木)10:00~12:30 認定こども園 えほんの森
(恵庭市桜町3丁目12-20 )
30日(金)14:00~16:00 つくしクラブ
(石狩市親船町45-2)

■11月の巡回スケジュール

9日(月)13:00~14:15 むかわ町立穂別小学校
(勇払郡むかわ町穂別114番地2)
10日(火)9:30~13:00 平取町立平取小学校
(沙流郡平取町本町105-6)
10日(火)14:20~16:00 平取町立振内小学校
(沙流郡平取町振内町30番地2)
11日(水)9:30~13:00 平取町立図書館
(沙流郡平取町本町35番地1)
11日(水)14:00~17:00 二風谷こども放課後教室
(沙流郡平取町字二風谷78番地12)
12日(木)15:00~17:00 厚賀すずらん保育所児童クラブ
(沙流郡日高町字厚賀町214番地の1)
13日(金)10:00~13:00 めむろてつなん保育所
(河西郡芽室町西2条南6丁目1番地)
14日(土)13:00~16:00 更別村農村環境改善センター図書室
(河西郡更別村字更別南2線96番地11)
21日(土)14:00~16:00 ネイパル深川読書キャンプ 特別運行
(深川市音江町2丁目7番1号)
24日(火)9:30~13:00 平取町立平取小学校
(沙流郡平取町本町105-6)
24日(火)14:20~16:00 平取町立振内小学校
(沙流郡平取町振内町30番地2)
25日(水)9:30~14:00 平取町立図書館
(沙流郡平取町本町35番地1)
25日(水)15:00~17:00 二風谷こども放課後教室
(沙流郡平取町字二風谷78番地12)
26日(木)15:00~17:00 厚賀すずらん保育所児童クラブ
(沙流郡日高町字厚賀町214番地の1)
27日(金)10:00~13:00 めむろてつなん保育所
(河西郡芽室町西2条南6丁目1番地)
28日(土)13:00~16:00 更別村農村環境改善センター図書室
 (河西郡更別村字更別南2線96番地11)

■12月の巡回スケジュール

5日(土)時間未定 ネイパル森読書ウィークエンド 特別運行
(茅部郡森町字駒ヶ岳657番地の15)

詳しくは⇒ http://corp.rakuten.co.jp/csr/activities/education/mobile-library/

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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