イノベーションは「ゴミ処理」から

しかし、やすやすとゴミ箱は見つからないのです。ゴミをどうすべきかというストレスが溜まりますが、とりあえず自宅に持ち帰ることになるのです。

私はNYの街が好きで何度か旅行に出かけたことがあります。しかし、街中を歩いている時にゴミを捨てる場所に困ったことはありません。ほぼ交差点ごとにゴミ箱が見つかるので、気づくたびに小さなゴミを捨てることができる環境にあるのです。

普段の生活の中で、たまたまゴミを捨てたいと思った時、自宅以外の場所では困ることが多いと思います。そんな経験を読者の皆さんはお持ちではないでしょうか。

ゴミ処理の問題は、まちづくりの中で欠かせない課題です。去る2年前(2015年7月)のオルタナ企画の米国視察旅行(シアトル・ポートランド)では、廃棄物処理や、リサイクルを行う企業の取り組み、また行政の役割と取り組みについて知り、考える機会を得ました。快適な市民生活を送れるようなコミュニティづくりには、ゴミ廃棄とゴミ処理の問題は避けられないものです。

そして、先進国であろうと途上国であろうと関係なく存在するものなのです。行政がゴミ回収の制度を持たない国では、深刻な問題となっているはずです。

ゴミ処理方法の夜明けが到来するか

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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