VRが可能にするダイバーシティ社会の未来

ソーシャル・イノベーションにおけるVRの役割
今回のコラムは、フジテレビ・VR事業部の北野雄一さんに登場してもらいます。先端デジタルコンテンツプロデューサーとしてVRコンテンツを制作しながら、CSRプロジェクトチームメンバーとしても活動しています。

■最近VRを通じてCSRにも通じる仕事をしたそうですね。

フジテレビ・VR事業部 北野雄一

北野:はい、フジテレビVR事業部(※VR=バーチャルリアリティー・仮想現実)では、「BtoC」のコンテンツ制作だけではなく、「BtoB」のプロデュース事業にも取り組んでいます。この度、ダイバーシティ研修などを展開する株式会社シルバーウッド(公式HP http://www.silverwood.co.jp/)監修のもと、企業研修用のVRコンテンツを制作しました。

■どんな内容ですか。

ダイバーシティ体験VR「世代間ギャップ、上から見るか?下から見るか?」

北野:シルバーウッドは、もともと「VR認知症体験プロジェクト」という、認知症の方々に世界がどのように見えているのか認知症の中核症状を一人称で体験してもらうことで、当事者への理解を深める活動を行なっていました。

そのような活動の理念に共感し一緒にVRコンテンツを制作することになったのですが、今回一緒に制作したのは、人材の多様性における「世代間の価値観の違い」をテーマとした「ドラマ仕立て」のコンテンツです。

世代が異なる上司と部下で、コミュニケーションがうまくいかない描写から始まるのですが、お互いの中身が入れ替わることを通して、それぞれが気付きを得るというストーリーです。

『ダイバーシティ体験VR「世代間ギャップ、上から見るか?下から見るか?」』というタイトルの作品で、VRを通じて相手を一人称で体験し、気付きをもたらすことを目的としています。

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