編集長コラム)ブラジルの森林火災と「絶望の林業」

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森林火災は北極圏や欧州でも起きています。
北極圏の火災、1カ月で北欧1国の1年分のCO2排出

世界中で起きる森林火災がどれほどのCO2を出しているのか。それを考えると暗澹たる気分にさせられます。

そんな中、オルタナ編集部に一冊の本が届きました。「絶望の林業」(田中淳夫著、新泉社)です。この本の表紙を見た時、ただならぬ雰囲気を感じました。

いま日本の林業現場で何が行われているのか。補助金漬け、死傷者続出、低賃金、相次ぐ討伐、非科学的な施策。官製「成長産業」の不都合な真実ーー。

思えば、2008年のオルタナ8号で「森林ビジネス 今がチャンス」という第一特集を組みました。あのころは、まだ林業も何とかなるという雰囲気がありました。

民主党政権成立直後の2009年12月に「コンクリート社会から木の社会へ」という副題のついた「森林・林業再生プラン」が発表され、2012年度から新しい林業政策が始まったのです。

「森林・林業再生プラン」から10年がたった今、日本唯一の森林ジャーナリストと言われる田中淳夫さん(オルタナにも連載中)の新著には「絶望」の二文字があったのです。この二文字は、今のアマゾンの状況とも共通しています。詳しくはぜひ本書をお読み下さい。

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2019年8月28日(水)19:01

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