くら寿司、未利用部位をエサに

■オルタナ本誌58号「漁業トピックス」から

未利用部位を活用したエサが、みかん ぶり、みかんサーモンなどを育む

回転寿司チェーンの「くら寿司」は、寿司ネタにならない部位のすり身を練り天やコロッケに加工する従来の事業に加えて、2018年には、年間約600トン発生していた骨やアラを魚粉にする「さかな100%プロジェクト」を立ち上げた。廃棄ゼロを実現し、魚粉は養殖魚の餌や農業用肥料に利用している。(編集委員・瀬戸内 千代)

魚粉に柑橘類の皮やオイルを加えた餌で育った「循環フィッシュ」は、さわやかな「フルーティーフィッシュ」として年間を通じて皿に乗る。

2019年には魚の付加価値を高めるため、骨の周りの身などを魚粉にせず、ヒット商品「KURA BURGER フィッシュ」のパテに使用。

さらに寿司ネタになる身の量を増やすため、契約漁業者の定置網にかかった若い魚を蓄養する「魚育(うおいく)」も始めた。

*この続きは雑誌「オルタナ」58号(第一特集「SDGs時代の地域金融」、9月30日発売)に掲載しています。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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