イオン、2030年までに「使い捨てプラ」半減へ

イオンは9 月30 日、2030年までに製品の使い捨てプラスチック使用量を2018年比で半減することを発表した。その一環としてすべてのPB(プライベートブランド)商品のパッケージと取り扱い商品の容器包装を紙やバイオプラなど環境に配慮した素材に切り替える。同時に動物由来の原料を植物由来に置き換える「Vegetive(ベジティブ)」シリーズを強化する。(オルタナ編集部・松田ゆきの)

 

 

イオンは2018年3月、「店舗」「商品・物流」「お客様とともに」の3つの視点から温室効果ガス排出削減に取り組む「イオン脱炭素ビジョン2050」を策定した。

同社は、2050年までにCO2排出ゼロの持続可能なプラスチックの利用を目指すという。その一環として2030年までに製品の使い捨てプラスチック使用量を2018年比で半減する。

このほか、2030年までにすべてのPB商品の容器包装を紙やバイオマスプラスチック、再生プラスチックなど、環境負荷の低い素材に切り替え、PBのPETボトル商品も100%再生または植物由来素材に転換する。

イオンによると、同社の使い捨てプラスチックの量は6.9万トンで、プラスチック製品に起因するCO2 排出量は約18.9万トンだという(2018年)。レジ袋やラップ、トレーなどの容器包を含む資材がプラスチック総重量の8割を占めている。

同時に、イオンのプライベートブランドであるトップバリュで「植物置きかえ」商品シリーズ「Vegetive(ベジティブ)」を強化する。持続可能性への関心や健康意識の高まりでニーズが増えており、植物置き換え商品の開発に力を入れるという。

「豆乳からつくったクリームソース(80グラム/128円)、大豆たんぱくを使ったパスタソース「ベジティブ 大豆ミートのボロネーゼ」(80グラム/128円)など、10月6日から9品目を展開し、順次拡大予定だ。

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