自衛隊員による救助者数、1万人超える

東日本大震災発生から3日後の14日17時現在、被災地で活動する自衛隊による救助者数が15900人を超えた。津波で孤立している人々を、ヘリコプターやボートで次々と被災者を救出している隊員たちの姿はニュース映像でも多数報道され、多くの人の感動を呼んでいる。

同日までの自衛隊の派遣人員は約66000人で、ヘリコプターや航空機103機、艦船58隻が活動中だ。防衛省は菅総理の指示を受け、派遣人員を10万人体制にするために準備を進めている。

あまり知られていない話だが、自衛隊員たちは救助現場で赤飯を食べる。これを見て怒り出す人もいるそうだが、実は赤飯は自衛隊の標準常備食だ。決して不謹慎なわけではない。

今回の大震災では、行方不明者が15000人以上おり、いまだに生死の境をさまよっている被災者が数多くいると見られる。仙石由人・前官房長官から「暴力装置」と表現された自衛隊だが、彼を見返す上でも、隊員たちの更なる救助活動に期待したい。(たかせ藍沙)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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