イオン、全国で「海のエコラベル」商品を拡大

このエントリーをはてなブックマークに追加

イオンは「海のエコラベル」として知られるMSC(海洋管理協議会)認証の鮮魚など水産物を7品目(17種類)に拡大し、5月22日から全国の1200店舗で発売した。MSC認証は、限りある水産資源を守るために、適切に管理され持続可能であると認められた漁業で獲られた水産物に付けられる。MSCの海産物を拡大することで、生物多様性や持続可能性に配慮した経営姿勢を消費者にアピールする。

「国際生物多様性の日」である22日、全国のジャスコ、サティ、マックスバリュなど約1200店舗で販売を始めた。

MSCは97年にスタートした国際的な認証制度。世界で60カ国強が参加している。日本では08年9月、京都府舞鶴市の京都府機船底曳網漁業連合会(京都府底連)のズワイガニとアカガレイ漁がアジアとしても初めて、MSCの漁業認証を取得した。

また、09年11月には、カツオ漁業として世界で初めて、土佐鰹水産(高知県黒潮町)のカツオ一本釣り漁業が、MSCを取得した。

イオンでは、プライベートブランド(PB)の「トップバリュグリーンアイ」として、アラスカ産の紅鮭やいくら醤油漬けなどのMSC認証商品の取り扱いを06年11月に開始した。今年3月には「生物多様性方針」を発表し、環境負荷の低いトップバリュグリーンアイとして、農・水・畜産物の開発、販売により一層力を入れていくとしている。

近澤靖英執行役(グループ商品改革責任者)は、「オーガニック食品とは違って、MSC認証を商品の付加価値にしようとは思っていない。まずは、海のエコラベルの認知度を上げ、インフラ整備をするのが目的」と説明する。同社では、フェアトレード認証ラベル付き商品やFSC(森林管理認証協議会)認証商品などを、大手小売業として他社に先駆けて取り扱い始めた。

年内までに、海のエコラベル付き商品の売り上げを鮮魚の全体の5%を目指す。米国産塩紅鮭切身(1切れ98円)を購入した50代主婦は、「MSC認証について全く知らなかった。味も美味しいので、また購入したい」と話す。

(オルタナ編集部 吉田広子)

2010年5月22日(土)15:46

alternaショップ
ページの先頭に戻る↑