記事のポイント
- 日本KFCはチキンを食材として寄贈する取り組みを進める
- 2019年11月に横浜でスタートし、徳島県で10県目となる
- フード(食品)ロス削減と子ども支援を両立する
日本ケンタッキー・フライド・チキンは1月29日、調理済み「オリジナルチキン」と「骨なしケンタッキー」を食材として、徳島県内のこども食堂に寄贈すると発表した。フード(食品)ロス削減と子ども支援に貢献する。この取り組みは外食チェーンとして初めて2019年11月に横浜でスタートし、徳島県で10県目となる。(オルタナ副編集長=吉田広子)

食材を提供するKFC店舗では、閉店時に店内にある調理済み「オリジナルチキン」と「骨なしケンタッキー」をルールに則って凍結・保管する。運営団体からの要請に基づき、物流ステーションに配送された商品は、その後、フードバンクやこども食堂などに届けられる。
こども食堂などでは、安全のために「オリジナルチキン」の骨をすべて外し、さらに加熱調理をして提供しているという。

日本KFCホールディングス広報サステナビリティ推進部の栗原俊典さんは「まだおいしく食べられるチキンの有効活用を考えるなかで、今回の取り組みが始まった。 これからの社会を担うこどもたちに、チキンのおいしさを知ってもらいたいという思いもあり、ケンタッキーの主力商品であるオリジナルチキンをこども食堂などに提供することになった」と経緯を話す。
現在、フランチャイズ加盟店の協力のもと、神奈川県横浜市・川崎市、埼⽟県、富山県、沖縄県、千葉県、宮崎県宮崎市、長野県、⿅児島県、栃木県那須塩原市で活動を展開し、今回の徳島県で10県目となった。