ユナイテッド航空、エコアビエーション部門の「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を受賞

ユナイテッド航空、エコアビエーション部門の
「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を受賞

同社の環境活動におけるリーダーシップが
エア・トランスポート・ワールド誌より最高評価に認定


ユナイテッド航空(本社:シカゴ、会長、社長兼最高経営責任者:ジェフ・スマイゼック)は、米国時間8月1日、米エア・トランスポート・ワールド誌(ATW)恒例のエコアビエーション部門で最高賞となる「エコ・エアライン・オブ・ザ・イヤー」金賞を受賞しました。「エコ・エアライン・オブ・ザ・イヤー」賞は、世界の民間航空会社の中から、社内および業界内で一貫して影響力のある環境活動を続け、航空業界における環境保護に貢献している会社を表彰するものです。ユナイテッド航空は、環境対策を最優先事項とし、気候変動およびバイオ燃料に取り組むワーキンググループとその活動に積極的に参加し、航空会社としての効率性と同社の運航による環境負荷の双方を改善する広範な活動を推進していることが評価され、同賞を授与されました。

ユナイテッド航空のジェフ・スマイゼック会長、社長兼最高経営責任者は「今回の受賞はユナイテッド航空にとって大変な栄誉であり、弊社の社員が環境保護に日々責任をもって仕事に取り組んでくれていることを誇りに思います。ユナイテッド航空が及ぼす環境への負荷を軽減し、弊社と航空業界の持続可能な将来に向けて尽力する中で、弊社の試みが実を結んでいます」と述べています。

ユナイテッド航空のエコスカイズ・プログラムは、同社の環境へのコミットメントを維持し、持続可能な将来を創り出すための日々の活動を含みます。同社は環境活動において以下の成果をあげています。

<機材>

・ユナイテッド航空は、現在、燃費効率の高い航空機を290機以上発注しています。また、航空機革新の面において大きな進歩を象徴し、代替機より燃料効率を20%改善した、ボーイング787ドリームライナーの米国におけるローンチ・カスタマーです。同社はこのほどドリームライナーの発注機数を65機に拡大し、787の胴体延長型で同サイズの機材としては1座席当りの燃料消費量が最小となるボーイング787-10のローンチ・カスタマーになることも発表しました。ユナイテッド航空はまた、代替するワイドボディ機と比べ1座席当りの燃料消費量が約20%削減されるエアバス350-1000を35機発注しています。

スプリット・シミター・ウイングレットを採用した航空機

ユナイテッド航空は主要路線用機材330機超に消費燃料を節約するウイングレット(主翼端翼)を装着しているとともに、航空機1機当り年間600トンの二酸化炭素排出量を削減し、燃料効率を約2%改善する新しいスプリット・シミター・ウイングレットのローンチパートナーとなりました。

スプリット・シミター・ウイングレット

<燃料効率>
・ユナイテッド航空は1年間で消費燃料を8,500万ガロン節約し、それに伴い二酸化炭素排出量も82万8,750トン削減するという2013年の目標を達成できる見込みです。

・昨年は機材更新と燃料効率化の取り組みにより8,300万ガロンの燃料を減らし、二酸化炭素排出量を81万
1,000トン削減しました。

<代替航空燃料の推進>
・2013年6月、ユナイテッド航空はAltAir Fuelsと商業ベースでコスト競争力のある先進の航空用バイオ燃料1,500万ガロンを購入する歴史的な提携契約を結びました。この燃料は早ければ2014年から同社のハブ空港であるロサンゼルス国際空港発のフライトで使用が開始されます。

・ユナイテッド航空は先進的な航空用バイオ燃料の商業化促進を目指す、全米で知名度の高い40超の官民の団体からなるミッドウェスト・アビエーション・サステイナブル・バイオフュエル・イニシアティブ(MASBI)を先導しました(2012年)。

・ユナイテッド航空はバイオ燃料の実用化において大きな実績を残しています。

・進化型バイオ燃料を使用した米国初の商業飛行を実施(2011年)
・北米の民間航空会社で初めて天然ガスから製造した合成燃料で試験飛行を実施(2010年)
・北米の民間航空会社で初めて双発機に持続可能なバイオ燃料を使用して試験飛行を実施(2009年)

<施設と商品面における取り組み>
・ユナイテッド航空は2008年から航空機機内や自社施設で発生したアルミ缶、紙、プラスチック類のゴミ合計2350万ポンド超をリサイクルしています。

・ハブ空港であるジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル・ヒューストン空港の新ターミナルBの設計・建設時に省エネ技術を取り入れました。

・「ユナイテッド・クラブ」の設計時に、LED照明、低流水量のトイレと洗面所、磁器タイル、持続可能な布地や備品を採用しました。

・現在建設中のユナイテッド航空のデータ・センターは約50%の省エネを実現可能とする設計になっています。

・シカゴにあるユナイテッド航空の本社オフィスは環境に配慮した建物に与えられるLEEDシルバー認証を取得しています。

・ハブ空港であるシカゴ・オヘア国際空港における同社の新貨物施設では屋根に植物を植えており、緑化した屋根としては北米で6番目の規模を誇っています。

<サプライヤー及び顧客との取り組み>
・ユナイテッド航空はサプライヤーの環境性能について深く理解し、サプライチェーンの主要パートナーとの関係を深めるため、サステイナブル・サプライチェーン(SSC)イニシアティブを開始しました(2013年)。

・ユナイテッド航空はカーボン・オフセット・プログラムを進めており、顧客がユナイテッド航空のウェブサイト上で個人の航空旅行や貨物出荷によって排出する炭素の量を計算し、相殺可能にするとともに、同社が運航する近郊都市の3つの認定プロジェクトの支援も可能となりました。

<地域社会への投資>
・ユナイテッド航空はユナイテッド・エコスカイズ・コミュニティ・グランツ・プログラムを開始し、プログラムへの参加とボランティア活動を促進するため、同社のハブ空港周辺に位置する10の非営利団体(カイヤホガ  バレー国立公園管理委員会やプリンス・ウィリアム湾環境財団など)に5万ドルを寄付しています。

・ユナイテッド航空は、ハブ空港周辺の環境団体の他、コンサベーション・インターナショナルやサステイナブル・トラベル・インターナショナルといった全米規模、ならびに国際規模の団体も支援、協力しています。

ユナイテッド航空の環境活動の詳細はこちらをご覧ください。

ユナイテッド航空について
ユナイテッド航空は、ユナイテッド・エクスプレスとともに、世界6大陸の360以上の空港へ毎日平均5,341便のフライトを運航しています。2012年、ユナイテッド航空は約 200 万便のフライトで、延べ1億4000万人の旅客を輸送し、その輸送量は世界の航空会社の中で最大となりました。ユナイテッド航空は、機内プロダクト改善への投資を継続しており、そのファーストクラスとビジネスクラスにおけるフラットベッドシート数と、エコノミークラスにおける足元の広いエクストラレッグルームシート数では北米航空会社の中でトップを誇ります。2013年、ユナイテッド航空は、米国の国際線を運航する航空会社の中で初めて、長距離国際路線における衛星利用のWi-Fiサービスを開始しました。また、200機にディレクTVを搭載し、旅客により多くのライブテレビ番組へのアクセスを提供しており、そのTV搭載機数は世界の航空会社の中でトップを誇ります。さらに、ユナイテッド航空は約700機に上る主要路線用機材を運航しており、機材への大規模投資も行っています。2013年中には、20 機以上のボーイング社製新機材の受領を予定しており、引き続き機材の最新化を進めます。同社は、業界をリードするグローバルな路線網をさらに拡大しており、2012年には国際線9路線と米国内線18路線を開設しました。また、ユナイテッド航空はビジネストラベラー誌において2012年度の北米の最優秀航空会社として選出され、米グローバルトラベラー誌の読者投票においても、同社のマイレージプラスが9年連続で最優秀マイレージプログラムに選出されています。2013年5月にIdeaWorksCompanyより発行の第4回Switchfly Reward Seat Availability Surveyによると、ユナイテッド航空は国際線を運航する米航空会社の中でマイレージプログラムの特典旅行用の座席を最も提供している航空会社となっています。ユナイテッド航空は、スターアライアンスの創設メンバーで、現在、加盟航空会社28社と共に、世界 195カ国に就航しています。ユナイテッド航空の85,000人を超える社員は米国の全州と世界中の国々に在住しています。ユナイテッド航空についての詳しい情報はunited.com をご参照、またはツイッター、フェイスブックをフォローしてください。ユナイテッド航空の親会社であるユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス・インクは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に UAL のシンボルで上場しています。

<この件に関するお問い合わせ先:>
ヒル  アンド  ノウルトン  ジャパン
(ユナイテッド航空 広報代理)
電話 03-4520-5829・5800
本宮  /  金川
ユナイテッド航空  アジア・太平洋地区広報部
電話 03-6732-5222・5250
永田  浩二

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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