[CSR]ユナイテッド航空、 貨物顧客向けに二酸化炭素排出量の相殺を可能にするツールの提供を開始

ニュースリリース)
ユナイテッド航空、 貨物顧客向けに二酸化炭素排出量の相殺を可能にするツールの提供を開始
-大規模輸送を行う企業向けに排出量報告書とカーボン・オフセット・オプションを提供-

ユナイテッド航空(本社:シカゴ、会長、社長兼最高経営責任者:ジェフ・スマイゼック)はこのほど、同社の貨物法人顧客が自社の航空貨物輸送で発生する二酸化炭素排出量を簡単に追跡し、またそれを相殺可能にする新しいビジネスツール「CarbonChoiceSM」の提供を開始したと発表しました。

ユナイテッド航空を利用して定期的に大規模な貨物輸送を行う顧客企業は、カスタマイズされた排出量報告書を受け取ることができ、さらにはユナイテッド航空と提携する国際的非政府機関、サステイナブル・トラベルインターナショナル(STI)を通じて自社に起因する二酸化炭素排出量の相殺オプションを選択することが可能になりました。これにより、各顧客企業は自社の総合的な企業戦略において、より簡単に“カーボン・ニュートラル”に取り組めるようになります。

ユナイテッド航空の貨物担当副社長ジャン・クレムスは、「ユナイテッドカーゴのお客様は、彼らが環境へ与える負荷を理解することに努めており、特に今回のような大規模なプログラムを求めていました。『CarbonChoiceSM』は、弊社のお客様がサステイナビリティへの取り組みをより良い形で達成できるよう、必要な詳細データを提供するものです」と述べています。

2013年、ユナイテッド航空は、顧客企業がオンライン上で自社の貨物出荷データを入力して二酸化炭素排出量を追跡できるシステムを導入した最初の航空会社の一社となりました。今回のビジネスツール「CarbonChoiceSM」を活用すると、カスタマイズされた報告書を、簡単に貨物顧客が定期的に直接入手することが可能です。ユナイテッド航空では、重量、航空機の機種に関連する実飛行データ、路線、季節を考慮して二酸化炭素排出量を計算しており、国際航空運送協会(IATA)が航空会社に提唱する二酸化炭素排出量計算方法に基づく次世代の排出量計算方法を採用しています。
ユナイテッド航空は二酸化炭素排出量について、同社のマイレージプログラム「マイレージプラス」会員、個人のビジネス客およびレジャー客など、さまざまな顧客向けに具体的なオプションを取り揃えており、航空業界において最も充実したカーボン・オフセット・プログラムのひとつを提供しています。さらに今回の「CarbonChoiceSM」を導入することで、その対象を貨物顧客にまで広げました。

ユナイテッド航空は、全カーボン・オフセット・プログラムに第三者機関の検証を受け、評価の高いプログラムとして登録されることを保証するためにサステイナブル・トラベルインターナショナルと提携しています。

ユナイテッド航空の環境への取り組み

ユナイテッド航空は、環境責任を担う企業として、環境的に持続可能な未来を形づくる今日に行動を起こし、民間航空界をリードして環境保全活動に取り組んでいます。ユナイテッド航空は、その燃料効率、責任ある廃棄物管理、持続可能な代替航空燃料分野におけるリーダーシップを評価され、2013年、米『エア・トランスポート・ワールド』誌より「エコ・エアライン・オブ・ザ・イヤー2013」金賞を受賞しました。ユナイテッド航空は、2013年には、二酸化炭素排出量を92万5,000トン超削減し、燃料消費においては8,500万ガロン削減という当初の目標を上回りました。また、ユナイテッド航空は、代替燃料の開発と採用におけるリーダーとしてAltAir Fuelsと提携し、商業ベースでコスト競争力のある先進航空用バイオ燃料の使用を、同社のハブ空港のひとつであるロサンゼルス国際空港で年内にも開始することを目指しており、民間航空の歴史にその名を刻みます。

「カーボン・オフセット・マイレージ交換プログラム」の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
(英語:www.united.com/offset-miles

ユナイテッド航空について

ユナイテッド航空は、ユナイテッド・エクスプレスとともに、世界6大陸374カ所の空港へ毎日平均5,200便超のフライトを運航しています。2013年には、約200万便のフライトで延べ1億3,900万人の旅客を輸送しています。ユナイテッド航空は、米国内7都市(シカゴ、デンバー、ヒューストン、ロサンゼルス、ニューヨーク/ニューアーク、サンフランシスコ、ワシントンD.C.)でハブ空港を展開し、700機を超える主要路線用機材を運航しています。2014年中には、北米のローンチカスタマーとなるボーイング787‐9型を含む合計35機のボーイング社の新機材の受領を予定しており、さらにはユナイテッド・エクスプレス向けに32機のリージョナルジェット機、エンブラエル175型を受領予定です。ユナイテッド航空は、スターアライアンスの創設メンバーであり、現在、加盟航空会社27社により、世界192ヵ国に就航しています。ユナイテッド航空の85,000人を超える社員は米国全州と世界中の国々に在住しています。ユナイテッド航空についての詳しい情報はunited.comをご覧いただくか、公式ツイッター(@United)、または公式フェイスブックをフォローしてください。ユナイテッド航空の親会社であるユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス・インクは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)にUALのシンボルで上場しています。

この件に関するお問い合わせ先:
ヒル アンド ノウルトン ジャパン(ユナイテッド航空 広報代理)
電話 03-4520-5829・5800
本宮 / 早川

ユナイテッド航空 アジア・太平洋地区広報部
電話03-6732-5222・5250
永田 浩二

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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