電化率22.7%、携帯電話普及率105%の国で人はどうやってケータイを充電しているのか?

【プレスリリース】

ARUN合同会社、カンボジアのソーラーパネル販売会社「LES」に社会的投資を決定

社会の課題を解決しようとチャレンジする起業家を、リスクとリターンを共有しながら応援する「社会的投資」事業を進めるARUN合同会社、5社目の投資先が決定いたしましたのでご報告いたします。

2013年のカンボジア国内携帯電話普及率は105%と言われていますが、その一方で、安定的な電力供給を受けているのは都市部に住む22.7%という統計もあります。この、電化率と携帯普及率のアンバランスは、カー・バッテリーの利用でしのいでいるのが現状。また、非電化地域の主要な電力は灯油ランプによって供給されているため、カー・バッテリーとあわせたCO2の排出など、環境問題の解決は大きな課題となっています。

そうした国情を改善したいという思いから、ソーラーパネル販売企業Lighting Engineering & Solutions (LES)社を2009年に起業したソクン・サン氏とARUNが出会ったのは2013年晩春のこと。数ヵ月に及ぶデューディリジェンスの結果、このほど50,000USドルの契約締結に至りました。

非電化地帯の家庭に、環境負荷が低く、日々のコストも低廉に抑えられるソーラーパネルを販売するだけでなく、7県300名にまたがる地域の「アントレプレナー」(=個人セールスエージェント)と個別契約を結んで、パネル販売と設置、営業代行を委託することで雇用創出も探る、というLESの手法は国内で注目を集めています。

なお、「ARUN,LLC. 設立4周年シンポジウム 社会的投資の軌跡と躍動する未来~2014年、社会的投資は○○になる~(2014年1月21日(火)@いきいきプラザ一番町(最寄駅:東京メトロ半蔵門駅、麹町駅)」では、Lighting Engineering & Solutionsの起業家、ソクン・サン氏のビデオメッセージも上映するほか、同社への投資に至るまでの詳しい経緯も報告いたします。社会的投資への関心をお持ちの方は、ぜひご来場ください。
社会的投資とは事業資金の提供のみで終るものだとは、私たちは考えていません。LESの経営支援を行うとともに事業の社会的成果を追求することで、「今日よりも良い明日を創る」べく、LESとARUNは共に進んでまいります。今後の私たちにご注目ください。

【ARUNについて】
ARUN合同会社
一般社団法人ARUN LAB
東京都中央区八重洲2-11-7 一新ビル8F
Tel: 03-4520-5417

【URL】 http://www.arunllc.jp/

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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