統合報告書の 「自社らしさ」とマガジンライク

記事のポイント


  1. ESG情報開示研究会では統合報告書の「自社らしさ」について議論しました
  2. 国内外の6つの企業の統合報告書を分析し、読みたくなるポイントを分析
  3. 欧州や米国の企業に共通していたのは、「マガジンライク」という傾向です

ESG情報開示研究会ではこのほど、会員企業の担当者と統合報告書の「独自性」の示し方について議論しました。事例として、日本企業3社、欧州と米国の企業3社を対象に、読みたくなるポイントについて比較分析しました。(一般社団法人ESG情報開示研究会 共同代表理事=増田 典生)

なお、日本企業は、双日、伊藤忠商事、日清食品HDを、欧州と米国からは、フィリップス(オランダ)、ボルボ(スウェーデン)、バンクオブアメリカ(米国)を事例企業としました。

例えば、フィリップスは各章の要約を箇条書きで1ページに集約し、必要情報を簡潔にまとめ、写真なし、色系も3つ程度に限定したシンプルなデザインに仕上げていました。ボルボは、「変革」をテーマに一貫性のあるストーリー構成で、雑誌のような洗練されたデザインが特徴でした。

バンクオブアメリカも、ESG関連情報を2ページに集約し、経済情報誌のようなビジュアルでした。「マガジンライク」な傾向が見られました。

出典:ESG情報開示研究会 活動報告書
masuda

増田 典生(ESG情報開示研究会 共同代表理事)

一般社団法人ESG情報開示研究会 共同代表理事/日立製作所 サステナビリティ推進本部 主管 1985年日立ソリューションズ入社。2015年4月日立製作所へ転籍。2017年度から2019年度までサステナビリティ推進本部企画部長として日立グループのサステナビリティ戦略構築・推進に従事。2020年4月からサステナビリティ推進本部主管(現任) 。2020年6月一般社団法人ESG情報開示研究会設立と同時に共同代表理事に就任(現任)。2022年4月から京都大学経営管理大学院特命教授(現任)。

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キーワード: #ESG

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