セヴァン来日、愛を広げるバレンタインツアーを開始

ナマケモノ倶楽部は、「原発再稼動、原発輸出、憲法改正、TPP締結など、セヴァンさんがスピーチしたことと全く違う方向」に進む日本を変えていくため、同ツアーを企画した。そして40以上の市民団体の賛同を得た。

初めて家族同伴で来日するセヴァンさんの移動費については、クラウドファンディング「READYFOR?」で呼び掛け、91人から109万円の寄付を集めた。

セヴァンさんは25日まで、東京、静岡、愛知、神奈川、滋賀、京都、福岡を巡る。映画「セヴァンの地球のなおし方」の上映会やトークなど13回のイベントを通して、各地の市民と対話を重ねる。

12日の記者会見でセヴァンさんは、「経済成長が世界の基盤のように見えるけれど、それとは全く別の力も今この世界をつくっている。それは、人類の持つ最も強い力、愛の力」「愛は買うことも、作ることも、汚すこともできない。その力を見くびってはいけない。私は、このことを、親になることで学んだ」と語った。

また、3.11後初来日の今回、原発については、「事故に学んでも変わらないのは、人類が生き延びるために脳を使い行動してきたこと自体の否定に等しい。本能より企業のアジェンダを優先すれば、ヒトとしておかしくなっていくのではないか」「福島の悲劇は人類への警鐘。これで目覚めて行動すべき」と述べた。

会場にはピースボート、R水素ネットワーク、アースデイ東京2014実行委員会、緑の党 グリーンズジャパン、気候ネットワーク、eシフトとゼロノミクマ、グリーンピース・ジャパン、FoE Japan、100万人の母、チョコレートアライアンス、アーティストの佐藤玲が集い、順番にメッセージを発表した。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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