都市から林道まで道を選ばず楽しく走れるグラベルバイク

■間違いだらけの自転車選び(35)山本修二(自転車ジャーナリスト)

記事のポイント


  1. 同じフレームならロースペックのお値打ちモデルが狙い目
  2. オフロードを走れる自転車は用途が広い
  3. 自走キャンプも夢ではない拡張性

日常から休日のロングライドまで道を選ばず自由に走れるオールラウンドな1台
日常から休日のロングライドまで道を選ばず自由に走れるオールラウンドな1台

今回の自転車:コナ/ローブST

アーバンライドはもちろん、未舗装路でも安定して走れる幅47mmの太めのタイヤを装備したグラベルバイク。フレームは、振動吸収性に優れたオリジナルのクロモリスチール製。STは、30万円を超える上位機種と同じ設計のフレームに、必要十分なパーツを搭載したお買い得モデル。変速は、シマノ/ソラ前2×後ろ10段を搭載。キャンプツーリングなどに使える拡張性も魅力。フレームカラーは3色あり。価格18万2600円(税込)。
エイ アンド エフ https://www.konaworld.jp/

■オフロードバイクのスペシャリストが作る冒険自転車

1988年にカナダ・バンクーバーで誕生したコナ。現在は、アメリカ・ワシントン州に本拠地を置く。ノースショアと呼ばれるカナダ西海岸の激しいトレイルで鍛えられたMTBは、長年に亘り世界で高い評価を得ている。そんな背景をベースに成長したスポーツバイクの総合ブランドだけに、オフロードを走るためのラインナップが充実。

ローブは、オンロードもオフロードも楽しく走れるグラベルアドベンチャーバイクだ。同モデルには、アルミフレームとクロモリスチールフレームの2種類(5グレード)がラインアップされている。今回紹介するSTは、クロモリフレームモデルのなかで一番買いやすい価格となる。同じ設計のフレームを使いながら、最上位機種のローブLTDよりも13万8600円も安い価格設定が魅力だ。

見た目にもすっきりとした細身のクロモリスチールフレーム
見た目にもすっきりとした細身のクロモリスチールフレーム

(この続きは)
■価格の差は搭載されるパーツの違い
■ロードバイクでは走れない領域に行ってみよう
■購入後にカスタムしやすい拡張性

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山本 修二(自転車ジャーナリスト)

1963年東京生まれ。ライター。雑誌を中心に、競うことなく笑顔で楽しめる自転車ライフを提案している。最新著書『スポーツ自転車でいまこそ走ろう!』(技術評論社)。

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キーワード: #サステナビリティ

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