モリトが廃漁網100%使用の糸を発売、GRSの認証も視野

モリトは、日本国内で回収された廃漁網を100%使用してリサイクルされた糸「MURON(ミューロン)」の製造を開始した。(エコスタッフ・ジャパン)

廃漁網を100%使用しリサイクル
廃漁網を100%使用しリサイクル

日本に漂着するプラスチックごみの総重量のうち、約40%が廃漁網・ロープによるものであり、廃漁網および漁具のリサイクルが重要な課題となっている。

「ミューロン」は国内で回収された廃漁網を100%使用してリサイクルされた糸にケミカルリサイクルの工程を加えることで、高品質で白色の再現が可能な安定した繊維の開発を実現した。5月に発売を開始した。GRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)の認証取得についても検討し、海洋プラスチック問題の解決を目指し、積極的な行動を取っていく考えだ。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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