日本テトラパック、家事・育児と仕事の両立の支援活動を継続

プレスリリース)
日本テトラパック、家事・育児と仕事の両立の支援活動を継続
働く母親を支援し、家族のクオリティライフ向上を推進

昨年活動のアンケート結果では、 父親の4人にひとりが平日には家事をほとんどしていないことが明らかに

食品の加工処理機器及び紙容器の充填包装システムの大手サプライヤーである日本テトラパック株式会社(本社:東京都千代田区、社長:アマール・ザヒッド、以下、日本テトラパック)は、母親や子どもをはじめ、家族のクオリティライフの向上を推進するために、モットーである「PROTECTS WHAT’S GOOD (TM) (大切なものを包んでいます)」を体現したCSR(企業の社会的責任)活動を行っています。

総務省が行った労働力調査(出典:総務省労働力調査・2013年1月~11月平均より) によると、「子育て期」と言われる35歳から44歳の女性のうち就業者と求職者が2013年の平均で71.3%と、2012年の平均より1.6%上昇したことが分かりました。この「子育て期」と言われる離職率が高い年齢層の中で70%を超えるのは初めてです。このように女性の活躍の場が徐々に増えてきているものの、依然として家庭における母親の家事負担の重さは社会的な課題となっています。日本テトラパックでは、このような課題解決の一助となるべく、家族全員が積極的に家事に参加することで忙しい母親のワークライフバランスを改善する活動を特定非営利活動法人全国女性会館協議会と連携し全国各地で実施しています。

■父親の約4人に1人は、平日にほぼ家事を行っていない (アンケート結果より)
2013年の活動では、家事と仕事との両立で忙しい母親を支えることを目指し、全国女性会館協議会会員館と、父親や子どもの料理講習会を全国17カ所の男女共同参画センターで全21回にわたって共催しました。子どもたちが自分でご飯を作ることで自立し、働く母親を支えることを目指した子ども向けの料理講習会と、父親の積極的な家事参加と生活自立を促すための父子の料理講習会を開催いたしました。また、多くの講習会において、父や子が料理をしている間に、母親たちはリラックスヨガやアロマテラピーなど、普段は忙しくてなかなか体験できない講座を楽しみました。

各講座に参加した父親を対象に家庭においてどの程度家事を行っているのかをアンケート調査した結果、22%の人が平日はほとんど家事を行っていないのに対し、休日は44%の人が1時間以上行っているという結果となりました。また、普段行っている家事の種類は、1位「食事の片付け」(22.8%)、2位「洗たく」(20.8%)、3位「子育て」 (19.4%) となっています。なお、普段家事を行わない父親における理由としては「家事は妻(または同居人)に任せている」「仕事が忙しくてできない」という結果となりました。

設問:普段、ご家庭でどのぐらい家事を行っていますか?
ほとんどしていない
・平日:22%
・週末:7%
5分未満
・平日:2%
・週末:3%
15分未満
・平日:9%
・週末:7%
30分未満
・平日:21%
・週末:9%
1時間未満
・平日:25%
・週末:29%
1時間以上
・平日:19%
・週末:44%
無回答
・平日:2%
・週末:2%

イベントに参加した父親からは下記のような意見が寄せられました。

(アンケートより一部抜粋)
・妻の日々の大変さがよくわかる。同じ目線で今後は色々助けあえると思った。
・なかなか料理をするきっかけがなく、今までノータッチだったので今回をきっかけに家事(料理)を分担できたらよいと思います。
・子どもと父親で楽しみながら料理を行い、母親の手助けになれば非常に良いと思った。

■家事と仕事の両立について、母親の悩みは「自分の時間がない」「体力的にきつい」などが上位
一方、各講座に参加した母親に向けたアンケート調査(30代~40代を中心とした、イベント参加者(女性保護者)149名による回答) において「家事・育児、仕事の両立などについて、どのようなお悩みをお持ちですか?」という質問を行ったところ、最も多かったのは「自分の時間がない」が23.5%で1位、次いで「体力的にきつい」(17.7%)、「心身ともに休みが欲しい」(13.57%)、「家事の負担が大きい」(11.6%)、「精神的にきつい」(8.8%)という結果となりました。昨年の調査結果と同様で、多くの人が忙しさとそれに伴う心身の疲労に悩んでいるようです。

また、母親向けの同アンケートにおいて家事・育児、仕事の両立について具体的に次のような悩みが寄せられました。

(アンケートより一部抜粋)
・家事は母親がするべきという考え方があり、仕事と家事の両立で母親だけ負担が増えます。男性の意識改革を求めたいと思います。
・パートタイムで働いているが、主人の協力は何もないので家事も少しぐらいは手伝って欲しいと思います。

なお、講習会開催1か月後に行った聞き取り調査では、参加者からは、受講した父親と子どもたちが家事に対して前向きに取り組むようになったなど、下記のようなコメントが寄せられました。

(アンケートより一部抜粋)
・母親:子どもとお風呂に入っている間に夫がお茶碗を洗ってくれてびっくりしました。それだけでもすごくうれしかったです。
・母親:夫が家事・育児は大変だと労ってくれたことがとても嬉しい。講座以来、食事の準備を手伝ってくれるようになりました。また、準備が出来ない日は片づけをしてくれるようになりました。
・母親:父親の誕生日に、ビール好きの父親のためにビールに見立てた「ゼリー」を子どもが作りました。子どもは誕生日前に図書館で子ども用の料理本を探し、「自分で作りたい」と言って借りてきました。一連の行為に父親も大喜び!
・父親:洗濯物を取り込んだり、何か手伝おうという意識はするようにしています。
・父親:日頃、積極的ではない娘が率先して参加したいと言い出したときはびっくり。はじめて長時間、共に共同作業をした。思春期の娘の成長を改めて感じ嬉しかった。
・父親:正月過ぎの妻の誕生日に父子でお料理のプレゼント。妻にはとても喜んでもらえた。週末は子どもも配膳したり、片づけをよくするようになった。

なお、CSR活動「PROTECTS WHAT’S GOOD プログラム」では、その他にも、子どもの体力作り、運動不足になりがちな大人の運動促進、そして家族や地域間のコミュニケーションの活性化を目的とした「わくわくチャレンジ プロジェクト」を、日本ドッヂビー協会、公益社団法人全国子ども会連合会とともに行っています。
公益社団法人全国子ども会連合会とのプロジェクトでは、3月8日に大阪府泉南市で一般財団法人 大阪府こども会育成連合会開催によるイベントの支援を行い、約230名が参加しています。日本ドッヂビー協会とのプロジェクトでは、3月9日に愛知県豊田市で開催された「第2回 広域ドッヂビーコンペティション 近畿・中部大会2014」の支援を行い、選手を含めた約550名が参加しています。

日本テトラパックでは、働く母親の支援など家族のクオリティライフの向上を推進する活動を引き続き行ってまいります。

Facebookページ「日本テトラパック ~大切なものを包んでいます~」について
URL:http://www.facebook.com/TetraPakJapan
日本テトラパックでは、本CSR活動のイベントレポートや、両立支援、環境、食などに関する情報をFacebookページにて公開しています。Webページは、Facebookアカウントをお持ちでない方にもご覧いただけます。

「PROTECTS WHAT’S GOOD プログラム」について
テトラパックのモットーである「PROTECTS WHAT’S GOOD(TM) (大切なものを包んでいます)」を体現し、ファミリーメンバーのクオリティライフの向上を推進するCSRプログラムです。子育てをしている働く母親のワークライフバランスの改善をサポートし、仕事との両立支援を行っています。また、子どもたちが運動や健康、栄養について学ぶ機会を提供したり、子どもを持つ母親が心身共に健康でいる機会を提供することで、子育て期のファミリーがより良質な時間を過ごせることを目指しています。

特定非営利活動法人全国女性会館協議会について
全国女性会館協議会は、全国の男女共同参画センター、女性センター等に関する研修事業、情報事業等を実施し、男女共同参画センター等の事業及び管理運営の充実・発展を図ることにより、男女共同参画社会の形成の促進に寄与します。
URL:http://www.j-kaikan.jp/

公益社団法人全国子ども会連合会について
公益社団法人全国子ども会連合会は、全国で約457万人(子ども約312万人、大人約145万人)を擁する「子ども会」の全国組織です。子どもの社会生活に必要な特性を養うとともに子どもの健全育成に寄与することを目的としています。
URL:http://www.kodomo-kai.or.jp/

日本ドッヂビー協会について
ウレタンをナイロンで包んだ柔らかいディスクを使った様々な競技を普及推進する日本ドッヂビー協会は、その特性である高い安全性と汎用性を充分に活用し、各地域でのコミュニティづくりにスポーツを通して貢献すべく活動をしています。
URL:http://www.dbja.jp/

■ テトラパック(R) について
テトラパックは、食品加工処理と紙容器充填包装システムの世界的なリーディング・カンパニーです。世界170ヶ国以上のお客様のニーズを満たすため、安全かつ革新的で、環境に配慮した製品を提供しています。世界85ヶ国以上に約23,000名の従業員を擁し、業界での責任あるリーダーシップを果たすべく、持続的な事業経営に努めています。「大切なものを包んでいます(PROTECTS WHAT’S GOOD(TM))」というモットーは、「食品の安全を支え、世界のどこにあっても人々が安心して利用できるように取り組む」というテトラパックのビジョンを反映しています。

更に詳しい情報につきましては、下記をご覧ください。
・ウェブサイト:www.tetrapak.com/jp
・フェイスブック:www.facebook.com/TetraPakJapan
・テトラパックマガジン:www.tetrapak.com/jp/about_tetra_pak/publications/tetrapak_magazine/

<お問い合わせ>日本テトラパック(株) コミュニケーション本部 桑田・丹羽
Tel: (03) 5211-3947 / Fax: (03) 5211-2014
E-mail:misa.kuwata(a)tetrapak.com

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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