「とめよう川内原発再稼働」、隣のいちき串木野市で全戸署名スタート

九州電力川内原発の再稼働に向けた安全審査が進む中、原発がある鹿児島県薩摩川内市の隣のいちき串木野市で、再稼働の反対を訴える署名を集める活動が10日から始まった。6月8日までの週末、市内の全世帯1万3千戸の訪問をめざす。住民の過半数以上の署名を得て、再稼働反対の民意を明らかにするのが目標だ。(オルタナ編集委員=斉藤円華)

いちき串木野市は原発がある薩摩川内市に隣接(グリーンピース・ジャパンのブログより)

署名は、地元で川内原発に反対してきた住民が主体となって立ち上げた「避難計画を考える緊急署名の会」が実施。10日から全戸訪問を始め、延べ約40人が2日間で1千筆を集めた。

政府は原子力規制委員会の安全審査を通った原発を順次再稼働させる方針だ。中でも川内原発は、規制委の田中俊一委員長が「大きな審査項目をクリアしている」として、優先的に審査手続きが進む。

焦点は巨大噴火への備えだが、噴火予知は難しく、核燃料もすぐには避難できない。また、外部の火山の専門家の意見を安全審査にどう反映させるのかも課題だ。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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