記事のポイント
- 米民主党のカマラ・ハリス大統領候補は、副大統領候補にウォルズ氏を選んだ
- ティム・ウォルズ氏は、米ミネソタ州の知事だ
- 気候変動対策の最も強力な推進者の一人との定評がある
米民主党のカマラ・ハリス大統領候補は、11月の米大統領選に向け、ミネソタ州知事のティム・ウォルズ氏(60)を副大統領候補(ランメイト)に選んだ。ミネソタ州で進めてきたクリーンエネルギーへの移行は、米国内でも注目が高い。ニューヨークタイムズ紙は、ウォルズ氏が、気候変動対策の最も強力な推進者の一人として静かにランメイトに浮上してきたと報じた。(オルタナ副編集長=北村佳代子)
2018年からミネソタ州の州知事を務め、現在2期目だ。知事に当選する前には、連邦議会の下院議員を12年間務めているが、彼が政治の世界に入る前は、20年間、高校で教鞭をとっていた。
ワシントン・ポスト紙は8月6日、今から約20年前のハリス氏、ウォルズ氏の二人を対比して紹介する。
「今から約20年前、カマラ・ハリスという名の一人の法律家が初の選挙に勝利した。死刑制度への反対を含む刑事司法政策の改革を訴え、2003年に黒人・南アジア系女性として初めてサンフランシスコの地方検事に選出された」
「その頃、米国を半分横断したミネソタ州マンケートでは、ティム・ウォルズという名の高校教師が、目立たないながらも、社会科の授業を監督しながら、アメリカンフットボールチームのコーチを務め、時には給食室を取り仕切るという、苛酷な毎日を送っていた」
ニューヨークタイムズ紙は8月6日、ウォルズ氏が気候変動対策の最も強力な推進者の一人として、ランメイトに浮上してきたとの見方を紹介した。
■エネルギー転換の加速をリード