記事のポイント
- 農業ベンチャーのマイファームが「COOP MYFARM」を始めた
- 生産者2000人以上と消費者をつなげて「自産自消」を推進する
- 同サービスで2030年までに「農業関係人口100万人」を目指す
農業ベンチャーのマイファームはこのほど、生産者と消費者をつなげる「COOP MYFARM-コープマイファーム-」を始めた。生産者2000人以上と消費者をつなげることで「自産自消」を推進していく。2030年までに「農業関係人口100万人」を目指す。(オルタナ編集部・萩原 哲郎)
同社は社会人向け農業学校「アグリイノベーション大学校(AIC)」を運営しており、卒業生は2400人以上だ。卒業生や農業生産者との独自ネットワークを持つなかで、販売やPRで課題があるという声があった。
一方、「農業者とつながりたい」という個人や法人、行政も多い。「コープマイファーム」を通じて生産者とマッチングしていき、人と自然の距離が近い「自産自消」を推進していく。
コープマイファームでは、生産者やAIC卒業生が登録する。消費者への販売や生産者のもとに訪れたい人向けのツアー開催などを企業向けの福利厚生として提供する。地域農業の活性化を促したい行政へのネットワーク提供なども行う。これらを通じて生産者の価値向上をサポートする。
サービスサイトでは、第一弾として「知る」「食べる」機能を公開した。「知る」ではAIC卒業生を中心にマイファームのネットワーク内にいる生産者を紹介する。「食べる」では商品を購入することができる。今後、「楽しむ」や「学ぶ」の機能も順次公開する。
同社はコープマイファームを通じて2030年までに関係人口100万人を目指していく。