FIFA女子W杯をLGBTとCSRの視点から楽しむために[村木 真紀]

■スポーツで平等な社会をつくる
昨年の男子サッカーW杯では、YouTube(Google)が公式アカウントでLGBT支援の「Proud To Play」キャンペーンを実施している。すべてのアスリートが自分らしくいられることを応援するための動画で、LGBT当事者だけでなく、オバマ大統領やマンデラ大統領、地元ブラジルの人気選手であるネイマールも出演している。

動画リンク:http://yt.be/proudtoplay

スポーツには、人の心を動かす力がある。超人的なプレーをする選手は、子ども達の憧れになる。もし、憧れの選手が、「差別なんて、かっこ悪いぜ」と言ってくれたら、学校でのLGBT等へのイジメも減るのではないだろうか?もし、企業がスポーツ・イベントを通じてLGBT支援を積極的に表明したら、LGBTの社会での可視化や権利獲得も進むのではないだろうか?

この度、Sport For Smile主催で、LGBTとスポーツについて考えるイベントを都内で実施する。CSR、企業スポーツの関係者はもちろん、W杯、オリンピック、パラリンピックの関係者、各スポーツ団体の方にも、是非参加していただきたい。

「Sport For Smileセレクト LGBTとスポーツ〜自分らしくいられる場所」 
日時: 2015年6月18日(木)19:00~21:00
場所: 赤坂Bizタワー トムソン・ロイターマーケッツ社
申込:  http://www.sport4smile.com/select1506.html
主催: Sport For Smile
共催: 特定非営利活動法人虹色ダイバーシティ
後援: JANIC/日本財団(予定)
特別協力: トムソン・ロイター・マーケッツ株式会社 / 株式会社Energetic Green / IMAGE WORKS & Co.

muraki

村木 真紀 (認定NPO法人虹色ダイバーシティ代表理事)

認定NPO法人虹色ダイバーシティ代表(理事長)。社会保険労務士。茨城県生まれ、京都大学総合人間学部卒業。日系メーカー、外資系コンサルティング会社等を経て現職。当事者としての実感とコンサルタントとしての経験を活かして、LGBTに関する調査研究や社会教育を行う。著書「虹色チェンジメーカー」(小学館新書)執筆記事一覧

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