記事のポイント
- 青山商事のCO2排出ゼロ拠点が101となり、そのうち店舗は92に達した
- 23年度からグリーン電力切り替えを進めており、4月に新たに26店舗で導入
- 26年度までに再エネ導入率18%以上の達成へ、25年度は4%向上めざす
青山商事はこのほど、同社の店舗や商品センターなどでCO2排出ゼロ拠点が101に達した。そのうち店舗は「洋服の青山」「TSC」合わせて92店舗となった。23年度から非化石証書を使用した実質CO2排出ゼロのグリーン電力への切り替えを進めており、この4月に新たに26拠点へ導入した。同社は26年度までに再エネ導入率18%以上の達成を掲げており、25年度は4%向上をめざす。(オルタナ編集部=萩原 哲郎)
同社では中期経営計画で26年度CO2排出量を13年度比59%削減(Scope1+2)、再エネ導入率18%以上の達成を目標に掲げている。
グリーン電力導入は23年4月から東京電力エナジーパートナーや沖縄電力が提供する、再エネ由来の非化石証書を使用したCO2排出量ゼロの電力を活用。同月に福山本社や東京オフィス、千葉センターなどの5拠点、24年4月に70拠点に導入。25年4月に新たに「洋服の青山」26店舗に導入した。
これにより同社の主力である「洋服の青山」店舗への導入は90店舗となった。これにより、24年度末時点での再エネ導入率は約16%に達した。
CO2排出量(スコープ1・2)削減も進み、23年度は13年度比で52.3%削減した。LED導入や空調設備の改修などの取り組みが功を奏す。
全国で「洋服の青山」などを25年3月末時点で678店舗以上展開しており、グリーン電力導入の対象となるのは受電直契約店舗のみ。さらなる導入余地がありそうだ。