セブン-イレブン、レジ袋有料化検討:コンビニで初

その結果、セブン-イレブン・ジャパンだけが「レジ袋の有料化を検討」「ストローの代替を検討」と回答した。ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、デイリーヤマザキ、ポプラなど他のコンビニチェーンは「検討しない」もしくは「不明」と答えた。

小売業のレジ袋有料化は、イオンやユニーが2007年に一部店舗で実施し、先鞭をつけた。2012年ごろには西友、イトーヨーカドー、大手スーパーなどが本格的に有料化に転じたが、大手コンビニに動きは無かった。最大手のセブン-イレブンが先行すれば、レジ袋有料化の動きがコンビニ業界に一気に拡大する可能性もある。

これまでコンビニチェーンでレジ袋の有料化が広がらなかったのは「1社だけ有料化すると競合チェーンに来店客を奪われる」などとの懸念があったため。コンビニチェーン本部がFC加盟店舗にレジ袋を有料で販売しており、本部にとっての収益源にもなっていた側面もある。

外食産業による使い捨てストローの取り組みとしては、コロワイド、すかいらーく、ゼンショーHD、プレナス、ロイヤルHD、ワタミグループが「石油由来のストローの代替品を検討する」と答えた。一方、サイゼリヤだけが「検討しない」と答えたほか、ドトール・日レスHDが「不明」、日本マクドナルドHDと吉野家HDは「無回答」だった。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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