世界各地で難民が増え続ける一方、難民の受け入れや支援国の数は減少するという状況に対し、国連は2018年12月に「難民に関するグローバル・コンパクト」を採択した。
「難民受け入れ国の負担軽減」「難民の自立促進」「第三国定住の拡大」「安全かつ尊厳ある帰還に向けた環境整備」を柱に、開発援助機関、民間企業、個人など多様な主体が連携し社会全体で難民問題に取り組むことを目指している。
守屋広報官は「私たち一人ひとりが自分ごととして難民の問題を捉えていく意識が重要だ。『難民』というと支援を必要とする弱い存在として捉えられがちだが、困難を乗り越えた人びとであると認識すべき」と話した。
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