
同財団理事で、廃棄物ゼロを目指す「ゼロエミッション」構想提唱者として知られ、ゼリ・ジャパン特別顧問でもあるパウリ氏は、特にマイクロプラスチック問題に対する取り組みを進めていると力を込める。
具体的には、ワカメなどの海藻にマイクロプラスチックを付着させ回収する手法だという。その「海藻カーテン」の詳細な内容については、8月下旬に横浜市で開かれるアフリカ開発会議(TICAD)のなかで公表される予定だ。
回収したマイクロプラスチックは、熱分解処理をへて毒性を取り除き、水素ガスなどに精製してエネルギー源として再利用する技術を開発しているという。
パウリ氏は「プラスチック問題の解決策は政治の意思を含め大きな動きが必要。産業界全体が変わっていく必要がある」と述べた。
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