ソニーが新たに「パーパス」(存在意義)を掲げた理由

「世界を感動で満たす」というパーパスに込めた思い

インタビューを受ける、ソニーの神戸司郎常務

——「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というパーパスを定めました。このフレーズにはどのような思いを込めましたか。

ソニーが約70年前に創られた時に、創業者の井深大氏が起草した設立趣意書の中で、「愉快なる理想工場の建設」という言葉を使っているのですが、その志は、ソニーに今も生きていて、特に私たちの世代の社員には浸透しています。

その一方で、時代の変化に伴い、ソニーを取り巻く環境も変わってきました。今ではグループ全体で約12万人の社員がいて、事業や人材がかなり多様になったのです。

そこで、全社員にとって分かりやすく、同じゴールに向かうための言葉を改めて考えていました。

ソニーが70年ずっとやってきたことは、技術力とクリエイティビティで世の中に感動を与え、人々の心を明るくすることです。こう考えて、最終的にこの言葉に行きつきました。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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キーワード: #CSR#ESG#パーパス

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