「どんな状況でも通信を守る」KDDIの強い意志

「お客さまをつなぐ」「インフラを守る」ことがKDDIの最優先課題だと力を込める

――9つの目標で、優先順位をつけると何が最優先になりますか。

やはり「通信」でしょう。「お客さまをつなぐ」「インフラを守る」ことは最優先課題です。KDDIは社会に通信を提供する義務がありますし、安全で強靭な情報通信社会を構築することは存在意義にもつながることだと思っています。

そのために、どんな状況でもお客さまをつなぐ、通信をダウンさせないという点では様々な工夫をしています。例えば、「船舶型の基地局」として、海底にケーブルを敷設する船に基地局を載せています。

2018年9月の北海道胆振東部地震の時には、被災地近くの沖合にこの船を向かわせ、エリアを復旧しました。2019年の台風15号では、千葉・館山の沖合に向かわせ、エリアを復旧しました。

気候変動の対応としては、台風の進路を想定しながら、必要物資をその進路沿いに集めています。当社は被災地の避難所へのWi-Fiサービスの提供や、充電池や蓄電池を集め、被災しそうな場所に事前に用意します。また、車載型基地局もあり、台数を増やしていっています。

■地方創生はまさに「アウトサイドイン」の典型

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高馬 卓史

1964年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。総合情報誌『選択』編集長を経て、独立。現在は、CSR、ソーシャルビジネス、コミュニティ・デザインなどをフォロー中。執筆記事一覧

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キーワード: #SDGs

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