中川政七商店がプラ袋廃止、きっかけに奈良の鹿

日本の工芸をベースに生活雑貨の企画製造・販売をする同社は、もともと大量生産・大量消費ではなく、日本各地、人の手によって生み出されるものづくりを大切にしてきた。

そこで、持ち帰るためだけに使われ、その後は廃棄されてしまう可能性の高い袋や包装資材を再考することにした。

折り畳むと富士山の形になる「富士山エコバッグ」や「綿麻しましまエコバッグ」、風呂敷や東袋など、日本の工芸を活かしたさまざまなエコバッグを取りそろえていくという

プラスチックバッグを廃止し、紙製手提げ袋を一律50円で販売するほか、繰り返し使えるマイバッグを推奨する。畳むと富士山の形になるエコバッグや日本の元祖エコバッグである風呂敷など、中川政七商店らしい商品を取りそろえる方針だ。

さらに商品パッケージも環境負荷の少ない素材に順次切り替えていくという。例えば、靴下を陳列するためのフックは、プラスチック製から紙製に変更。商品を梱包する袋も、プラスチック製から環境負荷の少ないバイオマスプラスチックを配合した素材に切り替える。

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

執筆記事一覧

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..