スコアの公表は2016年分、2017年分に続き今回3年目。製造業・小売部門では、認証油の使用割合100%を達成した資生堂が1位(2017年実績では4位)、2位はサラヤ(同1位)だった。総使用量40万トン超の花王は7位で、同社の認証油使用割合は前回から5.4ポイント増の18.4%だった。
加工・貿易部門では、総使用量は少ないものの、日華化学、汎アジア貿易、太田油脂が同点1位。使用量70万トン超の不二製油は6位で、認証油使用割合は0.8ポイント減の16.6%だった。
金子さんは「欧米では認証油割合が100%の企業も多い。日本企業もお互いに割合を高めあってほしい」と強調。さらに、販売の際に認証油マークをつけた商品も出てきていると指摘した上で、「次の段階として、ラベル表示を通じて(商品を選べるような)消費者とのコミュニケーションをとっていくことが重要だ」と話している。
スコアの上位企業は次の通り。
2018年実績による環境・社会面に配慮したパーム油の日本企業スコア(グリーン購入ネットワークのホームページ掲載のスコアより、項目を抜粋し上位企業のみ抜き出して作成)
