コロナ禍の本質は「SDGs」(竹村 眞一)

コロナ禍の本質について文化人類学者の竹村眞一・京都芸術大学教授・オルタナ論説委員は「本当に怖いのはウイルスよりも、その脅威を増幅させる社会のあり方」だと指摘する

新型コロナ感染拡大で問われたのは、物理的な距離だけではない。都市の3密(近さ)の一方で、それを支えるサプライチェーンの「遠さ」。すなわち遠くから運ばれてくる食料やエネルギー、人(通勤・外国人労働者・インバウンド)などグローバル経済の構造的な距離、そして地球や生命との距離感が問われた。

本当に怖いのはウイルスよりも、その脅威を増幅させる社会のあり方だ。また新型感染症が発生した背景に、地球環境破壊やSDGsの課題があるとしたら。

有料会員限定コンテンツ

こちらのコンテンツをご覧いただくには

有料会員登録が必要です。

shinichitakemura

竹村 眞一(京都芸術大学教授/オルタナ客員論説委員)

京都芸術大学教授、NPO法人ELP(Earth Literacy Program)代表理事、東京大学大学院・文化人類学博士課程修了。人類学的な視点から環境問題やIT社会を論じつつ、デジタル地球儀「触れる地球」の企画開発など独自の取り組みを進める。著者に『地球の目線』(PHP新書)など

執筆記事一覧
キーワード: #SDGs#新型コロナ

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..