野菜・果樹向けの農薬マンゼブ、EUが21年から禁止

EU(欧州連合)はこのほど、野菜、果樹に使われる農薬(殺菌剤)のマンゼブを2021年1月31日以降、禁止することを決めた。マンゼブは2019年、欧州食品安全機関(EFSA)が、ヒトの内分泌かく乱作用などがあることから、EUでは認可すべきでないとの意見書を出していた。マンゼブは、日本でもきゅうり、リンゴなどの栽培で広く使われている。(在パリ編集委員・羽生のり子)

EUは2月から野菜・果樹向けの農薬「マンゼブ」を禁止した
hanyu

羽生 のり子(在パリ編集委員)

1991年から在仏。早稲田大学第一文学部仏文卒。立教大学文学研究科博士課程前期終了。パリ第13大学植物療法大学免状。翻訳業を経て2000年頃から記者業を開始。専門分野は環境問題、エコロジー、食、農業、美術、文化。日本農業新聞元パリ特約通信員、聴こえの雑誌「オーディオインフォ」日本版元編集長。ドイツ発祥のルナヨガ®インストラクター兼教師養成コース担当。共著に「新型コロナ 19氏の意見」(農文協)。執筆記事一覧

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キーワード: #農業

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