コロナ禍が示す形式基準の限界

【連載】藻谷浩介の『ファクトで考えよう』(1)

新型コロナウイルス感染症の、再々拡大が止まらない。ただし未成年の死者はまだゼロであり、20~40代の死者もごく僅かだ。重症化するのも亡くなるのも圧倒的に70代以上なのだが、残念ながら高齢者への家庭内感染が相次いでいる。居酒屋などで感染してきた無症状の若い世代から、同居の高齢者が感染して重症化してしまうのだ。それを防げていないということは、どうもつまり、各人の用心の方向がずれているのではないか。(藻谷 浩介=オルタナ客員論説委員)

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藻谷 浩介(日本総合研究所主席研究員/オルタナ客員論説委員)

山口県生まれの56歳。平成合併前の全3,200市町村、海外114ヶ国を自費で訪問し,地域特性を多面的に把握。地域振興、人口成熟問題、観光振興などに関し研究・著作・講演を行う。2012年より現職。著書に『デフレの正体』、『里山資本主義』 (KADOKAWA)、完本・しなやかな日本列島のつくりかた(新潮社)など。近著に『進化する里山資本主義』(Japan Times)、『世界まちかど地政学 Next』(文藝春秋)。 写真:青木優佳【連載】藻谷浩介の『ファクト』で考えよう

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キーワード: #CSR#新型コロナ

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