SDGsインパクト認証、年内にもスタート

論説コラム

国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)は日本でも大きな反響を呼んでいるが、国連開発計画(UNDP)は、企業活動などがSDGsの目標(17ゴール)達成にインパクト(効果)があるかどうかを評価するスタンダード(基準)「SDGインパクト」を早ければ2021年中にも策定、認証制度をスタートさせる。

環境やサスティナビリティに関しては既に様々な原則や指針、ガイドラインが存在するほか、ESG基準についても統一化の協議が進んでいるが、SDGインパクトが実現すれば、社会的課題と開発を包括する認証基準は世界でも初めてとなる。

2030年の目標達成年に向けて、これが信頼できる世界的な標準になるかどうか、日本企業の対応を含めて注目される。

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原田 勝広(オルタナ論説委員)

日本経済新聞記者・編集委員として活躍。大企業の不正をスクープし、企業の社会的責任の重要性を訴えたことで日本新聞協会賞を受賞。サンパウロ特派員、ニューヨーク駐在を経て明治学院大学教授に就任。専門は国連、 ESG・SDGs論。NPO・NGO論。現在、湘南医療大学で教鞭をとる。著書は『国連機関でグローバルに生きる』など多数。執筆記事一覧

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