「沈黙は暗黙の同意、笑うのは共犯」:識者5人に聞く

■多様性のあるメンバーと多様なコミュニケーションを
 伊藤芳浩・NPO法人インフォメーションギャップバスター理事長

2020年東京五輪は、「Know Differences, Show Differences. ちがいを知り、ちがいを示す。」のアクションワードのもとダイバーシティ&インクルージョンを進めると大会ビジョンを掲げており、日本流の「おもてなし」により多くの方に開かれた素晴らしい大会となることを期待しておりました。

しかし、今般の森氏の発言は、ダイバーシティ&インクルージョンの潮流を汲んだものとは受け止めることができず、誠に残念です。私どもは、多様性ある人たちが多様なコミュニケーションを行うことで、一人一人が自分らしく価値を発揮しながら調和できる社会を実現できると考えています。

そこで、社会の仕組みや在り方を決めるような重要な場においては、リーダーが多様性を受け入れ、多様性のあるメンバーと多様なコミュニケーションにより、意思決定を行うようにすべきだと考えています。そうすることが、すべての人が生きやすい豊かな社会への一歩となると信じています。

■「沈黙は暗黙の同意、笑うのは共犯」/上野千鶴子氏(社会学者)

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

執筆記事一覧
キーワード: #ジェンダー/DE&I

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..