キリンビバレッジは6月1日、熊本県産いちごや茶葉を使った「午後の紅茶 いちごティー」を発売する。同ブランド初の「国内復興応援型商品」と銘打ち、1本売り上げるごとに3.9円を熊本地震で被災した地域に寄付する。(オルタナS編集長=池田 真隆)

熊本の復興応援になる「熊本県産いちごティー(500ml、140円)」

同社では6月1日から「午後ティー HAPPINESSプロジェクト」を始める。同プロジェクトでは、被災した地域の素材を使ったり、寄付したりすることで、復興応援につなげる取り組みだ。今回発売する「熊本県産いちごティー」はこのプロジェクトの第一弾という位置づけだ。

コロナ禍からの復活にCSV(社会課題を事業で解決する考え)を掲げるキリングループは2011年の東日本大震災から全社で復興応援に力を入れてきた。2016年からは熊本地震の被災地支援にも取り組み、関係を構築してきた。午後の紅茶のCM撮影を同県南阿蘇鉄道見晴台駅や白川水源で行ったこともある。こうしたつながりから、プロジェクト第一弾の連携先を熊本県に決めた。

熊本県産のいちご「ゆうべに」と同県産の茶葉を使った。寄付金は、被災地復興や食産業活性化、地域活性化、学習支援などに使う予定だ。午後の紅茶の35周年のテーマに「あなたに届け!ありがとう」というフレーズが入っていることから、寄付金をサンキューにちなんで3.9円に設定したという。

「午後の紅茶」は10~30代を中心に人気が高い。社会性が高いミレニアル・Z世代に向けて、同社では、製品の「社会性」を軸に訴求することで、キリングループ全体のイメージ向上を狙う。