日本のウナギの流通経路、5-7割が不透明

今年の夏も土用の丑の日を中心に多くの飲食店やスーパーマーケットがウナギのかば焼きを販売している。一方で、ヨーロッパウナギやニホンウナギは絶滅危惧種であり、国内で流通するウナギの5~7割がIUU(違法・無報告・無規制)漁業由来と言われている。いま水産庁が検討中の「水産流通適正化法」の対象魚種にウナギが入れば、この状況を変えられる可能性が高い。(オルタナ編集委員=瀬戸内千代)

国内で流通するウナギの半分以上に違法の疑いがある
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瀬戸内 千代

オルタナ編集委員、海洋ジャーナリスト。雑誌オルタナ連載「漁業トピックス」を担当。学生時代に海洋動物生態学を専攻し、出版社勤務を経て2007年からフリーランスの編集ライターとして独立。編集協力に東京都市大学環境学部編『BLUE EARTH COLLEGE-ようこそ、地球経済大学へ。』、化学同人社『「森の演出家」がつなぐ森と人』など。

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キーワード: #生物多様性

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