エビの福祉、「生きたまま熱湯」は法律違反の国も

【連載】アニマルウェルフェアのリスクとチャンス(10)

エビなどの甲殻類は他の動物と同じように痛みを感じる能力を持っている。2005年には、欧州食品安全機関(EFSA)から委託された科学者が十脚甲殻類(エビ、カニ、ロブスター、ザリガニなど)は痛みを感じる可能性があるため、それに応じて福祉を管理する必要があると結論付けた。スイスでは、ロブスターを生きたまま熱湯に入れることを禁じる法律ができた。(認定NPO法人アニマルライツセンター代表理事=岡田 千尋)

@FAO Aquaculture photo library
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岡田 千尋(NPO法人アニマルライツセンター代表理事/オルタナ客員論説委員)

NPO法人アニマルライツセンター代表理事・日本エシカル推進協議会理事。2001年からアニマルライツセンターで調査、戦略立案などを担い、2003年から代表理事を務める。主に畜産動物のアニマルウェルフェア向上や動物性の食品や動物性の衣類素材の削減、ヴィーガンやエシカル消費の普及に取り組んでいる。【連載】アニマルウェルフェアのリスクとチャンス

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