BBBの報告書によると、寄付者は組織の信頼度、財政状況など幅広い要素を参考にしているという。「寄付の分だけ結果が得られる(費用対効果の高い寄付)」といった寄付の効果を強調することは、時に寄付者の不信感を招くことがあると指摘している。

社会課題を知ってほしいNPOにとってプロジェクトの情報発信や寄付の呼びかけは重要な課題だ。数的成果を記録し、それを訴求することは悪いとはいえないが、むしろ社会問題に対して自らが対応できる能力や資源があるのか、団体が振り返るために活用することが良いのではないだろうか。

当非営利組織評価センターが実施している非営利組織の認証制度「グッドガバナンス認証」の審査では、寄付者に募金を訴求するための写真や表現が、誇張や過大、ミスリードに陥らないように、「個人、および法人からの寄付金の募集について、適切な情報を提供するとともに、使途を明示している」ことを求めている。

非営利組織評価センターは9月15日、BBB Wiseとの共同セミナー「Charity Impact:チャリティのもたらすインパクト」を開催。その模様を非営利組織評価センターのウェブサイトで公開している。https://jcne.or.jp/2021/10/19/report-8/

◆BBB Wise Giving Alliance
BBB Wise Giving Allianceとは、老舗的な第三者機関として知られていた National Charities Information Bureau(NCIB)と Better Business Bureau(BBB) の合併によって 2001年に設立した米国の大手非営利組織評価機関である。4 分野 20基準からなる評価基準で、全米の非営利組織を評価している。評価基準を満たした団体は認証シールを任意でライセンス契約することにより、信用性をドナーに提示することができる。
https://www.give.org/

◆Donor Trust Special Report:Charity Impact
この調査レポートは、米国全体で2100人の成人、カナダで1000人以上の成人を対象としたオンライン調査に基づいている。「チャリティのもたらすインパクト」という用語の定義について、調査結果からは世代間の大きな違いがあることが分かった。世代間の言語の違いが予想されるなか、慈善団体は、アピールやその他のコミュニケーションで使用される一般的な用語を、さまざまな潜在的な解釈に適応させる必要があることを示唆している。
https://www.give.org/give.org-donor-trust-report#

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